『◯◯をよくするにはこれだけでいい!!』に騙されるな!

山でピラティスを行う柳川裕二 トレーナーズコラム
山でピラティスを行う柳川裕二
多くの方が悩む身体の不調。なんとかしたいとテレビ番組や雑誌の真似をした経験は誰にでもあるかと思います。
『○○を改善するにはこれだけで良い!』こんなキャッチフレーズを聞いたことはありませんか?本当に◯◯だけで良いのでしょうか。
実は筆者もトレーナーという職業であるにもかかわらず腰痛に悩まされていた時期があります。今回は、カラダのことについて体験談を交えながら書いていきたいと思います!

鍛えた身体でまさかのぎっくり腰!?

筆者はウェイトトレーニングというものをよくやります。
ウェイトトレーニングというのは、いわゆる筋トレの一種です。

重い負荷をかけて、頑張ってる姿を想像してください。

ウェイトトレーニング

ウェイトトレーニング

怪我はそのときに起こしてしまいました。

とても軽い重さを扱っていたにもかかわらず最初の1セット目を数回行った時点で『ギクっ!』っと怪しい気配が。普段から身体について学んでいるとはいえ、初めての体験だったので、なにが起こったのか?という状況でした。

数分休憩したのち「よーし」とトレーニングに戻り、準備体勢に変えた瞬間でした。身体がびくっとなって力が入りません。

ぎっくり腰でした。

「いつも身体を動かしていて健康なはずなのになぜ怪我をするの?」と疑問に思うかもしれませんが、トレーニングの頻度のわりに、身体のケアが足りていなかったのが原因だったのです。筆者自身よくわかっていたことではあるのですが、身体と心のバランスが崩れていた時期でした。

身体と心のバランスってどういうこと?

何事も調和がとれていることが大事です。

それは身体と心も例外ではありません。
当たり前のことのようですが、多くの若手トレーナーが陥りやすいことに筆者自身もはまってしまっていたのでした。トレーニングをし続けないと筋肉がつかないという不安が募った状態で、疲労の上に疲労を重ねてトレーニングをしていたのです。

この「やりすぎ」こそがバランスを崩してしまうなによりの要因でした。

今はどうしてるの?

実はぎっくり腰を起こした当時とトレーニングの量は変わっていません。

今も軽い腰痛を感じることはありますがあれ以来、当時のぎっくり腰ほどのものを起こしたことはありません。ではあの時と何が違うのでしょうか。

ピラティスで新しい身体に

数年前、エネルギーを使いきるようなイメージのウェイトトレーニングとは、全く違うトレーニングに出会いました。それはピラティスです。それからは、トレーニングをする量と同じように身体のケアが出来るピラティスに取り組むようになりました。(そしてピラティスインストラクターの資格も取得しました。)

山頂でピラティスをする柳川裕二

山頂でピラティスをする柳川裕二

ピラティスとは?

ピラティスとは、1920年代にジョセフ・H・ピラティスによって提唱された身体調整法です。体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスのとれた体にすることを目的としており、高齢者や体に不調のある人でも無理なく取り組めるエクササイズです。

ピラティス自体も完璧なものではないのですが、大きい筋肉ばかりを使うトレーニングとは反対に、関節の動きや筋肉の伸び、はたまた自分の呼吸などに意識を向けながら動いていきます。

今までにない感覚でした。

今も身体の不安がないとは言い切れません。ですが、身体だけではなく、心までスッキリとした感覚でした。

山でピラティスを行う柳川裕二

山でピラティスを行う柳川裕二

ピラティスの先生曰く

「人間というのは過去のことや未来のことを考えることが一番ストレスになります。そのストレスは次第に身体の方にも不調として表れます。ピラティスはとくに今現在の自分の身体の状態に意識を向けるので終わったときに身体も心もスッキリできるんです。」

全てがスーーーッとなりました。

考え方が変わったというか、そういった理解を得るだけでも違うものなんだなと感じた瞬間でもありました。

おわりに

身体を外側からだけ見て、筋肉のことばかり話してはいけません。特に腰というのは、筋肉や靭帯、骨など、いろいろな組織がいろいろな方向から複雑に付いており、筋力や柔軟性が偏りやすく、そのために腰痛発生のリスクが起こるのです。

加えて摂取している栄養の偏りによる内臓への負担は、身体の内側からバランスを崩していくと考えられています。

とにかくなんでもそうですがこれだけやっておけばいいということはないのです。なんでも『やりすぎる』『摂りすぎる』よりも、バランスが大事なのです。

今回は筆者の腰痛経験をもとに書かせていただきましたが、特に腰痛はいろいろな方面から影響を受けやすいので一概にこれだけやっておけば大丈夫!!と言えないのが結論でもあります。

一番はその身体のバランス、調和をしっかりと見てくれる、偏りを見抜いてくれる、心の不安などを話すことができるトレーナーや治療家の先生に診てもらうことが良いのではないかなと思います。

「しなくても良いケガや障害を減らす」それがトレーナーとして筆者が1番目指しているところです。そしてこういった記事で読者の皆さんの予防に繋げていけるよう、今後も書き続けていきますので、よろしくお願いいたします!

文・柳川裕二

コメント

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